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Neumann KH 120 II リリース 次世代のモニタリング体験をユーザーの皆様へ 
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2023/07/31
ドイツ、ベルリン 2023年4月10日 (日本語プレスリリース2023年7月)- プロフェッショナルオーディオ分野のトップブランドのNeumannが、KH 120 IIスタジオモニターのリリースを発表いたしました。KH 120 IIは、先代モデルの功績を受け継ぎつつ、すべての音響パラメーターに改良を施して、さらに深い低音とより優れたSPL性能や分解能を実現したモデルとなっています。さらにDSPエンジンを内蔵し、位相リニアクロスオーバーとNeumann MA 1オートマチックアライメントによるルーム補正が可能です。

KH 120の誕生(2010年発売)こそが、現在まで続くシリーズの成功の第一歩でした。以来、Neumannのスタジオモニターは、世界中の数え切れないスタジオで使われるようになりました。KH 120 IIは、先代モデルの哲学を共有しつつ、さらに次のレベルへと進化を遂げています。最高のリニアリティかつ歪みが非常に少ない、自然な再生音を実現。あらゆる音響環境に完璧に適応します。

「現状の成功に満足しないこと、それがNeumannのモットーです」とポートフォリオマネージャーのStephan Mauerは言います。「KH120は、何百もの5つ星評価を獲得しましたが、さらに改善できることを私たちは知っていました。KH 120 IIの開発にあたって、私たちは新たなウーファー設計を開発し、聴いて違いがわかるほどに歪みを低減し、SPL性能を大幅に向上させました。KH 120 IIは、44 Hzから21 kHzにかけての極めてフラットな周波数特性 (±3 dB) と、リニアな位相応答を誇ります。これにより、驚異的な透明度のクリアな中音域と、時間領域における極めて高い精度、すなわち正確なインパルスの再現と、繊細に分解されたリバーブを実現しています」。

これを可能にしているのが、DSP制御のエレクトロニクスです。洗練されたクロスオーバーにより、アナログフィルターで引き起こされる位相歪みを回避します。また内蔵DSPは、音色の一貫性においてもまた一段階上がった、新たなスタンダードを打ち立てます。KH 120-IIは、±0.5dB以下という極めて小さい公差で製造されています。これにより、非常にシャープなステレオイメージングが実現します。デジタルエレクトロニクスで、Neumann MA 1ハードウェア・ソフトウェアソリューション (別売) を活用したオートモニターアライメントシステムもご利用いただけます。

「最高クラスのスタジオモニターであっても、音響環境による影響は避けられません」とNeumann CEOのRalf Oehlは説明します。「KH 120 IIとNeumann MA 1 - オートモニターアライメントを併用できることは、使用時のパフォーマンスにおいて非常に大きなアドバンテージとなります。小さなスタジオやモバイル録音時の間に合わせのコントロールルームといった理想的とは言えない環境においても、信頼できるリファレンスクラスのモニターで作業できるようになります。そして当然ながら、KH 120 IIはプロフェッショナルスタジオや編集室、さらには没入型セットアップにも最適なソリューションです」。

KH 120 IIは、サステイナビリティの面でもアップデートを施しています。Neumannのエンジニアは、細心の注意を払って特許出願中のアンプ技術を開発しました。これにより、優れたオーディオ性能とクラスDのエネルギー効率を両立する技術が実現しました。KH 120 IIのアンプは、5.25インチのウーファーに最大145W、1インチのツイーターに最大100Wの出力を供給する一方で、アイドル時の消費電力はわずか17Wに抑えられています。自動スタンバイ機能を使用すれば、KH 120 IIがしばらく使用されない場合に消費電力を0.3Wに抑えることができます。この機能は、解除することも可能です。

KH 120 IIはアナログ入力とデジタル入力 (S/PDIF) を搭載しています。冗長なAES67オーディオネットワークポートを搭載した、AES67対応のバージョンもご用意しています。このネットワークポートは、ST 2110、ST 2022-7冗長性、RAVENNAなどの放送規格に完全に準拠しています。また、KH 120 II AES67はDANTE®で生成されたAES67ネットワークストリーミングにも対応しています。

機能
・リニアな周波数特性と位相特性
・DSPエンジンとMA 1の自動ルーム補正による圧倒的なパフォーマンス
・小型でありながら44Hzまでの幅広い低域と優れたSPL性能
・アナログおよびS/PDIF接続が可能。オプションでAES67にも対応

KH 120 IIは、2023年6月29日 発売開始しました。
KH 120 II AES67は、発売日未定です。
詳細は次のリンクからご覧いただけます。
https://www.neumann.com/ja-jp/products/monitors/kh-120-ii/

Neumannについて
「Neumann.Berlin」の名で知られるGeorg Neumann GmbHは、スタジオグレードのオーディオ機器に特化した世界的なトップメーカーであり、U 47、 M 49、U 67、U 87をはじめとするレコーディング用マイクロフォンの伝説的名機の生みの親としても知られています。1928年の創業以来、Neumann.Berlinは数々の技術的イノベーションを起こし、いくつもの国際的な賞を授与されてきました。専門は電気音響変換機の開発ですが、2010年よりテレビやラジオ放送、レコーディング、オーディオ制作といったスタジオモニター市場向けの製品開発も手掛けています。Neumann初のスタジオヘッドフォンは2019年初頭にリリースされ、2022年以降はライブオーディオ用の、リファレンスクラスのソリューションに力を入れています。Georg Neumann GmbHは1991年よりSennheiser グループの傘下に入り、製品は現在、Sennheiserが世界中で展開する拠点ネットワークのほか、長期的な関係を構築してきた販売代理店を通じて各国で販売されています。

お問い合わせ
ゼンハイザージャパン株式会社
NeumannはSennheiser Groupです
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