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NEUMANN > 製品情報 > TLM 103
TLM 103 は、限られた予算内で最大限のサウン ドクオリティを必要とする、すべてのプロフェッ ショナルやセミプロフェッショナルのアプリケー ションに理想的なラージ ダイヤフラム マイクロ フォンです。

未だ成しえなかった低固有ノイズと最高の音圧レ ベル伝送を特徴とする TLM 103 は、多数の Neu- mann マイクロフォンで実証済みの、真のトラン スレス回路を利用しています。U 87 由来のカプ セルは、カーディオイド パターンで、音響的バ ランスがとれ、背面からのシグナルの並外れた減 衰を提供しています。
TLM 103 は、サテン ニッケルとマット ブラック から選択可能です。SG 2 メタル製のスイベル マ ウントと木製のボックスで納められます。

バリエーション
TLM 103 ...........................................................ni ............008430
TLM 103 mt ......................................................blk ..........008431
TLM 103 Mono set ..............................................ni ............008508
TLM 103 mt Mono set..........................................blk ..........008509
TLM 103 Stereo set .............................................ni ............008501
TLM 103 mt Stereo set ........................................blk ..........008502
TLM 103 Studio set .............................................ni ............008545
TLM 103 mt Studio set ........................................blk ..........008544

単品:TLM 103 (mt) マイクロフォン, SG 2 スタンド マウント スイベル, 木箱
Mono set: TLM 103 (mt) マイクロフォン, EA 1 (mt) エラスティックサスペンション, アルミケース
Stereo set: 2x TLM 103 (mt) マイクロフォン, 2x EA 1 (mt)エラスティックサスペンション, アルミケース
Studio set: TLM 103 (mt) マイクロフォン, EA 1 (mt) エラスティックサスペンション



アプリケーション:
ユニバーサル カー ディオイド パター ン、取り扱いが簡 単、非常に低固有ノ イズレベル、最終的 には価格により、TLM 103 は自宅録音からプ ロフェッショナル ブロー ドキャスティングや商業 レコーディング スタジオ までの、すべての要求の厳 しいアプリケーション用に
運命づけられています。



ポーラー パターン
TLM 103 は、カーディオイド パターンのラージ ダイヤフラム カプセルを備えています。ほと
んどのレコーディング状況で使用 される — このパターンに焦点を 当てることで、不要な背面からの サウンドの減衰が最適化されてい
ます。分離が増加する一方、軸か ら外れたサウンドは、自然にレン ダリングされます。ライブで、ま たはスピーカー再生が要因である ところでマイクロフォンを使用す る場合、これも高いフィードバック抑制に至ります。



音響的特徴:
TLM 103 は、マイクロフォン ボディにある赤い Neumann ロゴマークの付いた、正面から正対します。K 103 ラージ ダイヤフラム カプセルは、U 67 / U 87 マ イクロフォンの有名な K 87 がベースとなっています。カプセルは、5 kHz 程度まではフラットな周波数レスポ ンスで、それ以上は 4 dB プレゼンス ブーストのワイド フラットです。
ラージ ワイヤ メッシュのヘッドグリルは、破裂音から カプセルを保護し、効果的にポップ ノイズを防ぎます。これらの特性は、補正の共鳴効果に頼ることなく実現し ます。したがって、マイクロフォンは、優れたインパル ス応答を維持し、着色のない音楽やスピーチの最高級の ディテールも再現します。



電気的な特徴:
わずか 7 dB A/17.5 dB CCIR という、TLM 103 の固有 ノイズレベルは、このように低減されているので、基 本的にノイズのない最小のシグナルでさえ再現します。 歪なく 138 dB までの音圧レベルを処理できますので、 131 dB のダイナミック レンジを提供しています (A-weighted)。

頭文字 TLM は、“トランスフォーマーレス マイクロフォ ン”を表しています。TLM テクノロジーを用いたことで、 通常の出力トランスは、電子回路によって置き換えられ ました。伝統的なトランスフォーマーと同様に、それはコモン モード排除を確実にして、バランス型オーディオ シグ ナルに影響を及ぼす RF 干渉を防ぎます。



安全な操作:
全体の内部構造は、TLM 103 の操作を妨げる可能性が あるあらゆる構造物ノイズを減衰するために、弾力的に マウントされています。さらに、カプセルは、弾力性の あるマウントに取付けられています。

この低周波の拡張のために、TLM 103 は構造物干渉や ウインドノイズに敏感です。このような場合は、エラ スティック サスペンション EA 1 とウインドスクリーン WS 87 が別売りアクセサリーとしてご利用いただけま す。クローズのボーカル用には、PS 15 または PS 20 a ポップスクリーンを推奨します。

EA 1 エラスティックサスペンションは、Mono set/Stereo set/Studio set に付属しています。



テクニカルデータ
音響的動作原理 ........................... 圧力傾斜型トランスデューサー
指向特性 ...................................................................................カーディオイド
周波数特性 ............................................................................. 20 Hz...20 kHz
感度 1 kHz を1 k Ω負荷で .............................................................. 23 mV/Pa
レーテッド インピーダンス ......................................................................... 50 Ω
レーテッド 負荷インピーダンス.................................................................... 1000 Ω
S/N 比, CCIR1) (rel. 94 dB SPL) ......................................... 76.5 dB
S/N 比, A-weighted1) (rel. 94 dB SPL) ................................ 87 dB
等価ノイズ レベル, CCIR1) ................................................................ 17.5 dB
等価ノイズ レベル, A-weighted1) ................................................................ 7 dB-A
最大 SPL for THD 0.5%2) ...................................................................... 138 dB
最大出力電圧 .................................................................................... 13 dBu
マイクロフォンアンプのダイナミック レンジ (A-weighted) ......... 131 dB
動作電圧 (P48, IEC 61938) ......................................................... 48 V ± 4 V
消費電流 (P48, IEC 61938) ........................................................ 3 mA
接続コネクタ ..................................................................................... XLR3F
重量 ........................................................................................... 約. 450 g
径 ................................................................................................. 60 mm
長さ ............................................................................................. 132 mm


測定はフリー フィールド コンデション (IEC 60268-4)
1) IEC 60268-1準拠: CCIR-weightingはCCIR 468-3に準拠、ピーク時:A-weighting はIEC 61672-1 に準拠、RMS
2) 入力シグナルを同等にして測定